①「ガスボンベはレンタルでいいよね～」

➡ガスボンベはすくなくとも二本は買いましょう。（空になったら予備を使い、空瓶は充てんに出す。）

②「業務用のガス燃焼機器をリサイクル店で探そう～」

➡ここには二つの注意点があります。

　ひとつ目：かならず”LPガス用”を買うこと。⇒中古の業務用ガス機器を買う時にたとえ価格が安くても「都市ガス用」には手を出さないことが賢明です。中古の業務用ガス機器の「燃料転換修理」はメーカーはほとんど対応してくれません。

　ふたつ目：もし、どうしても予算が足りない場合でも、できるかぎり新品に近いものにする。

　　　　　　⇒燃焼機器が壊れたとき、業務用ガス機器の部品はあまり安くないため。

③「バーナーの炎が赤いけど～スス出るけど・・・まぁいいか・・・」

　➡と～～～～ってもキケンです。危険。ガス燃焼機器が「不完全燃焼」したままでの営業は、お客さまに事故が起こる可能性だけでなく、使っている方々にも危険は迫ってきます。

番外：ご自分が使っているガス燃焼機器が、いつ壊れても買い替えできる準備をしておくことが必要かと思います。

　ガスオーブンなどは高価であるものや、いざ交換するときに交換料金がいくらぐらいかかるのか？など事前に調べておくことが大切です。

　いまはインターネットの時代になり、「価〇コム」やネットオークションなどでも同一のものが破格で買えたりしますが、

どこかに設置する場合は、かならず交換料金や工事代はかならずかかりますのでご注意してくださいね。

じつは、先日も　こんなことがありました。

定価が60万円のガスオーブンが壊れてしまった方からの「機器修理」のご相談だったのですが、

当店がメーカーにきいたところ「もう耐用年数は過ぎています。」とのことでおはなししたら・・・

「ネットでは40万円で買えるよ！」というのです。

そのガスオーブンの重さは140キログラムです。

ガスの配管は配管工事の資格がないとできません。

正直いいますと、

「この車にどうやってこのガスオーブン設置したんだろう？」というような感じです。

わたしはその方に伝えました。

「ネットで40万円で買っても、おそらく工事料金は10万円以上かかりますよ。古いオーブンも配送処分の費用がかかります。どうしますか？」

その後どうなったの？

おとさたありません。

事故が起こらなければよいと祈ることしかできません。

ちなみに、補足として伝えますが、

「不完全燃焼」が起こると一酸化炭素（CO)が燃焼機器の排気筒（えんとつ）から出ていきます。その不完全燃焼排ガスを吸い続けると、

めまい・吐き気・頭痛の症状がまず出てきまして、それをもし、がまんしますと涙が止まらなくなり、

意識障害が起きます。

意識障害が起こる前に逃げ出すことができれば助かりますが、

そこで逃げられないと・・・

この世に居られなくなってしまいます。

すごい余談ですが、

じっさいにわたしも”不完全燃焼の現場”で経験したことはあります。

金属加工工場で不完全燃焼が起こり、駆け付けてみて、涙が止まらない、はげしい吐き気で立っていられない。

※その会社はすぐあと閉鎖ののち、移転しました。

ちょっと脱線しましたが

密閉された空間でのご商売ですので、

「今」だけを考えて計算機をはじくのではなく

「未来」も考えて想像して、

ご商売を軌道に乗せていってくださったら

わたしたちガス屋のミッションも

無事完了！すると思います。

以上、長文お読みいただき

まことにありがとうございます。

それでは、

また明日　お会いしましょう！

Byスーパーおせっかいなガス屋のこんちゃん(￣▽￣)👼

2018.08